今回は高負荷時に画面が勝手に映らなくなってしまうグラフィックカードの修理事例を紹介いたします。
症状としては、
・PCがシャットダウンすることなく画面だけが映らなくなる
・他のグラフィックカードでは正常に動作する
・高負荷時に不具合が発生する
という状態でしたので、グラフィックカードの不具合であると考えられました。
高負荷時に発生する不具合において代表的なものは、高熱によるものです。
まずはベンチマークソフト等で高負荷をかけてからヒートシンクの温度を確認します。
基本的には高負荷で長時間使われたヒートシンクを触ると熱したフライパンを触るような感覚でありますが、今回はそれほど熱く感じなかったためにグリスが機能していない可能性があると疑われました。
グラフィックカードのグリスが正常に機能しているかを確認するために、分解作業を行います。
メーカーによって異なりますが、基本的にネジを数本外せば、チップとヒートシンクを分離させることができます
念のため古くなったグリスをふき取ります
後は新しいグリスを塗り、もとどおりに組みなおして作業終了です。
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